第091回 北海道地方 : 自然環境
地理的分野 第091回 北海道地方:自然環境
南北に長い山や平野がある北海道地方
北海道は、日本の最北端にありますね。
東北地方との境には、津軽海峡…冬景色♪って
歌いたくなるような津軽海峡があります。
わからない人は、地図帳で確認してみましょう。
北海道の面積 ≧ 四国の面積 x 4
= 日本の総面積 x 0.2
別な言い方をすれば、日本の総面積の5分の1が北海道の面積ですね。
広いですね。その割に、人口はというと…
日本の人口の4%程度です。
人がいなくて、のどかって感じでしょうか。
さて、地形についてみてみましょう。地図帳は開いていますか。
日高山脈や北見山地を確認してくださいね。
南北に走っていると思います。
その西側、つまり、地図帳では、左側になりますよ。
石狩平野、上川盆地があるはずです。
東側はどうでしょうか。
そうです、十勝平野や根釧台地が広がっているのです。
南西部には、有珠山などの活火山があります。
洞爺湖はカルデラに水がたまってできました。
富良野盆地は、火山の噴火したものが堆積して
ゆるやかな起伏があるのが、特徴です。
こういった自然環境は、災害も引き起こして
あまりいいこともありませんが、
普段は、観光資源として、多いに活用されていると思います。
北海道の気候は冷涼です。気候区分としては、冷帯(亜寒帯)でしたね。
北海道の季節に注目してみましょう。
夏は短くて、冬は長いですよね。
しかも、気温も湿度も低いです。
そして、梅雨がありません。
日高山脈や北見山地を境にして、
日本海側では、冬は雪が多く、
太平洋側では、夏でも気温が低く、濃霧が発生しやすいです。
オホーツク海沿岸では、流氷が見られるのも一つの特徴ですね。
ちなみに北海道の米の貯蔵施設では、
雪を入れて、低温・高湿度にしておくため、
夏になっても新鮮な米を出荷できるそうです。
北海道にある言葉
克雪:『雪に克とう』という考え方。
利雪:『雪を利用する』という考え方。(米の貯蔵庫)
楽雪:『雪を楽しむ』という考え方。(札幌雪まつり)
皆さんは、『雪』とどう暮らしていくでしょうか。
考えてみてくださいね。