第003回 歴史の調べ学習について
今日は、陽斗くんと奈々さんが歴史の『調べ学習』について話し合ってます。
どんなことが話し合われているのでしょうか。耳をすまして、ちょっと聞いてみましょう。
陽斗:あのー、歴史で調べるのって大変じゃない、奈々ちゃん。
奈々:そうね。でも、まず、計画を立てて、それに沿って、調べていけば、だいじょうぶ。
陽斗:へえ、そうなの。でも、どんな計画を立てたらいいのさ。
奈々:まずね、テーマを決めなきゃね。でも、グループとかでやると、
友達がいろいろ言ってなかなか決まらないじゃない。
陽斗:だよねえ。みんな、言いたいことばっかりいって、あとは、無関心決め込んでたり。
奈々:でしょう。だから、大切なのは、まず、みんなが興味があるものに限定したら
いいのよ。
陽斗: でも、どんなのがいいかわからないじゃん。
奈々:だから、答えが簡単にわかったり、難しすぎたりしたらそれも、却下よ。
陽斗:そっか。調べなくてもわかったり、調べてもわからなかったりしたらダメってこと
だよね。
奈々:そう、だいぶわかってきたわね。それから、もし、テーマが決まったら、
まず、先生に相談したらいいのよ。そして、先生のアドバイスを聞いて、
また、考えなおす必要があったら、話し合ったらいいのよ。
陽斗:そっか !!それだったら、あんまり、ケンカもおきないよね。
奈々:あら、調べ学習でケンカになったら、意味ないじゃない。
陽斗:だよね。で、テーマが決まったら、どうするの?
奈々:もちろん、どんなふうに調べるのか、方法を決めなきゃね。
陽斗:図書館で調べたり、インターネットもいいね。
奈々:そう、それから、実際に会って、インタビューするのもいいわ。
陽斗:そうだね。直接、いっちゃったらいいよね。
奈々:だめ、そんなことしたら。まず、相手に電話でインタビューしてもいいかどうか、
尋ねなきゃだめよ。日時が決まったら、写真を撮っていいかどうか、
インタビューを録音していいかどうか、尋ねないとね。まず、失礼だし、、、。
陽斗:そっか、ただ、インタビューすればいいかと思ってた。相手の都合も
聞かないといけないよね。
奈々:もちろん、そうよ。それから、一つの資料だけ調べて、結果を出すのもダメよ。
陽斗:なんで。たくさんの資料を調べるのは、面倒だよ。
奈々:でも、どんな意見があるのか、いろいろ比べてみないと、
偏った意見を参考に結果を出したら、正しくない結果になっちゃうわ。
陽斗:そっか、いろいろ、調べるのが面倒くさくなってきた。
奈々:だめよ。そんなんじゃ。それから、大切なのは集めた資料を要領よくまとめること。
いろいろな視点から考えて、結論をださないとね。
陽斗:なるほど。一つ、また、勉強になったって感じ。
奈々:それから、どうやってまとめるかだけど、イラストとか図やグラフを用いたり、
わかりやすくするのが一番だわ。
陽斗:発表するときはどうするの?
奈々:まず、分担を決めて、原稿をつくったり、それを読む練習しないといけないわ。
陽斗:でも、原稿みていいの?
奈々:本当はいけないけど、最初のうちは見ながら練習よ。
陽斗:発表が終わったらなにかまだ、することあるの?
奈々:あるわよ。発表のあとでた質問や疑問、それに気づいたことをメモして、これから
の調査に役立てたり、改善するところがあったら、どうやったら、改善できるか
考えなきゃならないわ。
陽斗:とにかく、みんなにわかってもらえる発表でないとだめなんでしょ。
奈々:その通り。そうやって、少しずつ、調べ学習をしていくのよ。
陽斗:なんか、今日は、結構、頭をつかっちゃたな。
奈々:そろそろ、今日のところはおしまいね。
陽斗:次回は、どんな話をするの?
奈々:『人類の進化と生活の様子について』をテーマに考えているわ。勉強しておいてね。
陽斗:えー、勉強しなきゃだめなの。
奈々:そうよ。あたりまえでしょ。それじゃ、また、次回まで、さようなら。
それでは、まじめに、まとめておきます。
歴史的分野 第003回 歴史の調べ学習について