ここブラジルでは、コロナウィルスの感染防止のため
WHO(世界保健機構)が推奨する外出禁止を2020年3月23日から4月7日まで実施しています。
ところが、感染の勢いはとどまらず、
ブラジルの感染者数:1万2千人以上 死者数:550人以上 (2020年4月6日 現地時間)
日本も同様に感染が止まるどころか、勢いづいています。
いましがた、2020年4月22日まで、外出禁止が州知事Doriaさんが発表しました。
日本の安倍首相も重い腰を上げ、非常事態宣言を準備しています。
こういったニュースを聞いたら、学校で学んだことと結びつけるて考える良いと思います。
いろんなことが見えてくることでしょう。
たとえば、官公庁の統廃合が進みました。とっても、組織的にスリム化が図られました。
勿論、人員削減も行われました。その官公庁の組織の中に保健所も含まれます。
実は、この保健所が、コロナウィルスに罹(かか)っているかどうかを検査する機関です。
ところで、日本のコロナウィルスの検査数が世界的にみても少ないと懸念されているのはご存知だと
思います。国の陰謀論を唱える人たちがSNSで多数、見受けられるとニュースにもなりました。
現実はどうでしょうか。
先ほども書いたように
官公庁の統廃合→保健所もその一つ→保健センターに→人員削減で検査の対応ができない…
っていう流れが起きているのが現実のようです。
「具合が悪いんですけど、熱が下がらないんですけど、呼吸がちょっと...」と電話を受けたら、
まず、保健員さんが電話相談にのります。10分間応対するとします。
一時間に6人くらいが一人の保健員さんが対応できることになります。
一日8時間労働ですから、48人/日くらいが精いっぱいですということになります。
受け持つ地域も以前に比べ、広範囲になっています。
しかも、受け持つ地域が広くて、人員の削減もあったわけですから、事実上マンパワーが足りない…
かもしれないって想像ができます。
もっといえば、伝染性の病気「コロナウィルス」ですから、普段着で行くわけにはいきません。
あの防護服をまとわないといけないです。InstagramやTwitterでも写真が投稿されているのを
目にしたことはないでしょうか。とっても、悲しい光景です。
電話相談を受け、防護服をまとい、車で家庭訪問…そして、やっとで検査。それを分析してもらい…
一日に何件もこなせるわけではないのは、すぐに想像がつくと思います。
こうやって、中学生の知識だけでも、いろんなことがわかると思います。
もし、わからなかったら、そのわからないことをメモして、グーグル検索するのも一つかもしれませんね。
ただ、インターネットの知識だけではなく、きちんとした先生に質問することはとても大切なことです。
こういうことの積み重ねは、きっと、あなたの成長につながることになるでしょう。
それにしても、英国のジョンソン首相、容態悪化で入院してしまいました。
はやくよくなるとよいですね。
それでは、また!
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