最近は、ググれば簡単。
どこにでもたどりつくことができるようになった。
昔は、分厚い地図帳を車に入れたり、
小さく折りたたんだ地図を大きく開いて、どこだろうって見ていたり。
みようと思って広げたら、折り目からびりっと破れ、
しまったと思う人も少なくなってきているだろう。
もう、あの宝を埋めてある場所を書いてある地図を探すところから始まって…
なんて物語は、いまの若者には想像もできないだろうし、
なんで、ググらないのだろうかと不思議がるだろう。
最近、007が劇場公開された。生まれて、50年がたった。
最新の情報機器を利用している。
でも…である。
人生を道としたら、どうだろうか。
ググれない。
先が見えない。
不安がいっぱい。
先は見えても暗い。
二つの分かれ道にきたとき、どうしたらいいのか、悩む。
後悔しないようによく考えなさいってよく言われるだろう。
そこで、わたしは、思うのである。
考えても、実は、わからない、これが正解だと。
人生は、歩いてこそ価値が生まれる。
もちろん、考えながら歩くことも大切。
道を間違えたと思ったら…
道を変えたらいい。
GPSでも、間違ったところを曲がったら…
修正するメッセージが機械的な声で聞こえてくる。
疲れたら…
立ち止まって休むといい。
考えず…ボーっとすることも必要だと思う。
そう、小学校のとき低学年だったと思う。
歩き遠足というのがあった。
歩く速度は、1時間にせいぜい4kmくらいだろう。
全校児童が歩いた。
一人の脱落者もなく歩いた。
そして…たどりついたところ
そこは、たのしい『子どもの国』だった。
その『子ども国』には、これといって何もない。
でも、楽しかった。広かった。空気が澄んでいた。
何もないところに行きついたとき…
わたしは、満足感でいっぱいだった。
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