3月は卒業シーズン。
日本ではの話ですね。
ここブラジルでは、あまり『卒業』や『入学』に重きをおきません。
『卒業式』に出席するためには、それなりにお金がかかるからです。
ちなみに、わたしの息子が最近、高校の卒業式に出席しました。
というのも、主催者側のご厚意によるものでした。
経済的な理由で出られない事情を話したところ、
快く、私たちをただで参加させてくれたのです。
『入学式』は…ないです。
ブラジルのように経済的にまだまだ、発展途上にある国では
生きることに必死の人が大勢います。
もちろん、経済格差は大変なものです。
仕事は同じでも、給料が10倍、20倍違うのですから。
具体的に例を挙げるとすると、日本で1か月を暮らすのに、
10万円と100万円、200万円の生活を想像してみましょう。
どうですか?
だいぶ、違う生活になることがわかりましたか。
これが本当の経済格差の意味です。
身近な生活から教科書に何回となく書かれている『経済格差』。
その差は、経済だけではないということもあるのです。
公民では、『ちがいのちがい』で習いました。
あってもよい違い、あってはならない違い、どちらとも言えない違い。
江戸時代の身分は職業とも一致していましたね。
いまも、江戸時代ほどではありませんが、身分≒職業になっているのです。
面白いですね。
勉強って、身近なところにあるんです。
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