同時多発テロ(フランス)
2015年11月14日 05:57
その日、
サッカー競技場ではオランド仏大統領が
観戦中でした。
AFP通信では目撃者の話として、
劇場で犯人が「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら
観客に向けて発砲したと伝えています。
犯行声明はありません。
イスラム過激派による同時多発テロの可能性を示唆しています。
仏政府は1500人の兵士を追加配置、厳戒態勢を敷いています。
劇場にいた目撃者がAFP通信に語った話では、
犯人の一人は
「オランド大統領の過ちだ。彼はシリアに介入すべきでなかった」と話し、
今年9月からシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に対する
空爆に参加している仏軍の介入を非難したと語っています。
そして、パリ警察は同時多発テロの実行犯8人が死亡したことを発表。
オランド大統領は緊急のテレビ演説で
「前例のないテロが起きた」として非常事態を宣言。
国境を閉鎖すると述べています。
また「犠牲者と家族に哀悼の意と連帯を表明する。
恐怖に直面しても、フランスは強くあるべきだ。
テロリストは怖がらせようとしているが、
我々は自分たちを守るすべを持っている。
(テロに対し)容赦ない戦いを行う」と
国民に冷静な対応と結束を呼びかけました。
仏全土で非常事態宣言が出されたのは
1962年まで続いたアルジェリア戦争以来。
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