この『土曜勉強会』は、仮称である。先日の勉強会のとき、この会の名称について話し合いがあった。
なにがよいか、いろいろな候補はあった。
伯風、新風、西風、、、
以前、『偏西風、偏東風』という名前も耳にしたことがあると言われた方もいる。
うーん、てっきり、『土曜勉強会』のままかと思っていたわたし。
何も考えてなかった。名前をもう少し、考えておけばよかった。
しかも、同人誌の名前も決めることになった。
時空、新時代、コスモス、、、
どれもこれも、パッとしない。かといって、他の名前が思いつかない。
メンバーのほとんどは70歳を超える高齢である。
考え方の差も大きく、わたしは、どちらかというと
この会では、異質な考え方をもっている。
いや、この会というよりも、全体的になのだが。
とにかく、話をもどして、どんな名称にするか決まらなかった。
会の一人が、同人誌も会の名前も同じがいいといった。
私も同感である。2つも選ぶのが面倒という小さな声も聞こえてくる。
そこで、『西風』という名称がクローズアップされた。造語である。
これは、西から天気が変わることから、西の風は、何かを変える気がする。だから、
『西風(せいふう)』としたらどうか、という。たしかに音の響きはいい。
でも、造語なのがちょっとひっかかった。反論をする理由を探しているうちに、時間が流れた。
日系社会に、新しいこと風を吹かせたいという強い気持ちからだろう。ただ、西日は、体によくない。
西に太陽がくると、沈む。日の出は、東だ。いいのだろうか。西というと、、、あまり、見ない。
夕日を見ながら、家に急いで帰る。帰る途中、どこからともなく、お味噌汁の匂いがただよっていた。
おなかがすいてしょうがなかった。そんなことを覚えている。
『西』というと、悪かった天候が好転するという意味合いよりも、
暗くなるイメージが強い気がしてきた。しまった、もっと、考えておけばよかった。
もう、『西風(せいふう)』に決まったのである。ぼうっとしていた私。思いつかなった私。
ただ、悔むこともなく、『西風(せいふう)』でいいことにしてしまった。
悪くはないのだが、なんとなく、嫌なことの比重が高いのが気になっただけだ。
とにかく、これから、『西風(せいふう)』会が日系社会にデビューする。
日系社会にどんな影響を与えることができるのだろうか。わたしたちは、日系社会のどんな
位置づけになるのだろう。何かが変わるだろうか。何が変わるのだろう。
わたしは、これからの『会』の行方に注目をしたい。
と、傍観をしている場合ではないのだが、、、。