まず、誰に暗殺されたかというと、ゴードセーというヒンズー教原理主義過激派です。
同じヒンズー教を信ずる人に殺されてしまったのです。おかしいですよね。
でも、当時の情勢をみると、ヒンズー教とイスラム教が対立、インドからパキスタンが
建国されたりすることを憂いていたガンディー。なんとか平和な世界を築きたいと思い、
『非暴力、非服従』ということを考え出したのです。与謝野晶子が弟を思う心が危険思想
と考えられていた時代と同様にヒンズー教原理主義過激派からすれば、イスラム教の人た
ちに対して、ヒンズー教を信ずるガンディーの歩み寄ろうとする姿勢にがまんができなか
ったのです。だから、おなじヒンズー教徒に暗殺されてしまったのです。
皮肉なものですね。