中学の教科書では、旧石器時代を今から1万年前ほどまで続きました、と書いてあります。
ということは、今から200万年~1万年前までが旧石器時代が
続いたと考えていいわけでしょうか。
そして、新石器時代は、土器や磨製石器を使用していた時代なので、
今から1万年前~ということになりますが、ここのところが明記されてません。
しかも、青銅器時代、鉄器時代にいたっては、とくに、これといった記述がありませんね。
日本では旧石器時代が何時から始まったかは確定されていません。
したがって、日本における旧石器時代は
『日本列島に人が移住してきた時に始まり、約1万年前に終わった』とされています。
日本で最古の遺跡は約12万年と推定されている砂原遺跡です。
従って、確定はされていませんが日本の旧石器時代は
『約10万年前~1万年前まで』くらいと言えそうです。
次に青銅器時代、鉄器時代について考えてみましょう。
日本においては、紀元前3世紀ころに青銅器と鉄器が同時に伝わってきたとされています。
そして、青銅器は主として祭器として使われ、鉄器は実用品として使われたと言われています。
ですから、日本では青銅器時代はなく、
いきなり鉄器時代になったとも言えますね。
これを年代順にすると下記になります。
旧石器時代;約10万年前?~約1万年前。
新石器時代;約1万年前~約2300年前。
青銅鉄器時代;約2300年前~
どうです!これで、わかっていただけたでしょうか。