質問:神武天皇が教科書に載っていないのはどうしてですか。
天皇は、神武天皇から?という疑問がでてきますね。
今上天皇は、第125代です。
そして、たいていの教科書には、欽明天皇 (第29代)から系図の読み方に現れています。
では、第1代はというと…神武天皇のはずです。
資料集などには、応神天皇 (第15代)から表記されています。
『神武天皇』が第1代なのですが、そのことは最近、全く触れられていません。
なぜなのでしょうか。
実は、戦後の占領政策によるものです。
神社の解体、そして、大化の改新以前の歴史はすべて神話として解釈するように、
GHQからの指令で決定されたのです。
ただ、調べたら分かることなのです。
ただ、調べることを許可されない以上、教科書に載せられないということになります。
それと同じようなことが、
前方後円墳の大仙古墳がどの天皇のものかという質問にも表れています。
以前は、仁徳天皇陵とされて紹介されていたのですが、
宮内庁で歴史的な調査を認めていないので、
その事実関係を特定することができないのです。
大仙古墳の紹介では、5世紀につくられた、
全長が486メートルある前方後円墳で、
世界最大級の墓であると書かれてあるのみなのは、そのためです。
面白いですね。想像力豊かな人は、史実を創造するのもいいかもしれませんね。