議院内閣制:立法と行政の関係です。
難しくいえば、国民が代表者を選出して、その選ばれた代表者が国民に代わって
政治を行う制度のことを議院内閣制といいます。
もっと詳しく言えば、内閣が議会(国会)の信任にもとづいて、つくられています。
その議会(国会)に対して内閣は責任を持つのです。
どうしてかといえば、内閣は議会(国会)に信任されていますから。
その目的は、内閣が国民の代表者からなる議会(国会)を無視して
勝手な政治を行わせないようにすることなのです。
ですから、日本の内閣は、衆議院で不信任の決議をされてしまうと、
『内閣を総辞職させる』か『衆議院を解散させる』かの究極の選択をせまられるわけです。
もっと厳密にいえば、
衆議院で内閣不信任案を可決するか、
衆議院で信任案を否決したとき、
時間制限があるんです。10日以内です。
この期間内に衆議院が解散しない限り、内閣は総辞職をする必要があるのです。
どうして? 衆議院で内閣が信じられません!って答えを出したのですから。
なぜ、このような不信任案を出すかといえば、それは、先に説明した通り、
内閣と国会の関係によるものです。こうやって、微妙な関係を保ちつつ国は成り立っているのです。
さて、議会制民主主義の説明です。
議会制民主主義 = 間接民主制:議会で、選んだ代表者どうしで話し合って
決めようっていう考え方です。
つまり、議会を通じて民主政治を行うという考え方なのです。
現在、民主主義国家のほとんどの国がこの形をとっています。
それでは、民主政治とは何でしょうか。
民主主義にもとづいて行われる政治のことです。
それでは民主主義とはなんでしょうか。
簡単に言えば、国の政治は国民の手で行いましょうっていうことです。
ただ、国民っていったってたくさんいるでしょう。そんなに話し合うのに集まれないです。
だから、議会制民主主義が生まれたんです。わかりましたか。
こうやって、わからないことを芋づる式に調べ上げれば、すぐに理解できると思います。