『シリア内戦』って?
シリア内戦 : シリアのアサド政権 vs 反アサド派
内容
チェニジアで始まった『アラブの春』を受け、
シリアでも2011年3月から反アサド政権のデモが始まりました。
デモはシリア南部から全土に拡大しました。
反体制派=テロリスト : アサド大統領がこのように考え、デモを弾圧しました。
政権から離反した兵士らはトルコで『自由シリア軍』を結成しました。
反アサド派の支援を名目に国外からイスラム過激派も参戦しています。
反アサド派の内部対立もあり、戦闘は泥沼化しています。
死者は8万人を超え、難民の数は年内に1000万人を超えると予想されています。
( 国連による試算です )
難民高等弁務官事務所(UNHCR)での試算( 予測です ) :
・シリア国内で居住地を追われる避難民ら=約680万人
・レバノンやヨルダンなど近隣国に逃れる住民ら=約345万人
食料の援助にかかる費用 : 14億ドル
住居の提供にかかる費用 : 29億ドル
日本、クウェート、米国、欧州連合(EU)などが拠出しています。
現在、国際社会が貢献した今年の支援費は計10億ドル程度(約970億円)です。
アラブの春 : 2011年初頭から中東・北アフリカ地域の各国で
本格化した一連の民主化運動
詳しくは、外務省のサイト : 『わかる ! 国際情勢』 をご覧ください。
サイト : https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol87/index.html
なお、外務省では、やさしく、国際情勢について説明しています。
ぜひ、一度はアクセスしてみましょう。
日本では、内戦がありません。日本に住んでいる人にはピンとこないかも
しれません。でも、ぜひ、『難民』について考えてみてください。
水道、電気、トイレはもちろん、ありません。
家もない状態で、どうやって生きのびていくのか、
そして、もしかしたら、銃撃されるかもしれない、
そんな恐怖と戦いながら生きていく、、、。
そのような人たちが1000万人を超えるかもしれないと、
国連では予測しています。
平和な日本では考えられません。
難民生活の大変さ、病気と飢えに耐える生活を
少しでも考えてみるのもひとつだと思います。