平和について

2021年08月20日 22:57

先日、改憲について話す機会があった。

日本国憲法 第9条をどうするか…

改憲すべきか、護憲か。

日本国憲法は、1947年に施行され、70年以上、変更された条文はない。

しかも、日本国憲法は、平和理念に基づいた憲法である。

その憲法の成立の過程はみなさんもご承知の通りである。

さて、この第9条の内容は、軍を認めず、交戦権も認めない。

隣国を始め、どこかの国が日本に攻撃を仕掛けてきたことを想定してみよう。

あなただったらどうする?

これが、この憲法9条の焦点なのである。

ところで、この話をするとき、大切なことは、ヒトの歩んできた歴史を見てみるとよい。

ヒトは、今から約700万年前、現れた。

猿人、原人、新人、そして、現在のヒトへと進化を続けてきた。

ヒトは、集団で生活するようになると、計画的に収穫したり狩猟をして生活を始めた。

農耕が始まると、それまで、移動を繰り返していたヒトたちは、一つのところに定住を始めるである。

食料は、だんだん、蓄えるようになり、生活も豊かになっていったに違いないのである。

ところが、そんなに現実は甘くない。不作の年もあったはずである。

そんな不作の地域の集団は、明日を生き抜くためには、豊作の地域の食料を略奪し始めるのである。

強い集団は、弱い集団を従わせ、集団が大きくなっていき、やがて、国が出来上がるのである。

ここまで書けば、気づく人もいるとは思うが、国ができるまで、戦いがずっとあったわけである。

そして、国が出来て後も、現在に至るまで、ずっと、戦いが続いているのである。

日本のように平和な理念ではなく、ある所から略奪することで、国内の人々を保障してきたのである。

平和な世界は、実質、現在に至るまで、存在しなかったのではないかと思う。

現在、アフガニスタンから米軍が手を引いた。すると、タリバン勢力がほぼ全域を制圧したのである。

アフガニスタンから脱出しようとする人は多い。各地でタリバン勢力の反対デモが繰り広げられている。

さて、この混乱をどうやって解決するのだろうか。

武力介入が必要なのか、平和的解決策があるのか…

タリバンといえば、かなり、過激な集団である。現在のタリバンは、昔とは違うというが、

ニュースを見ている限り、あまり変わっていない。

アフガニスタンに平和をもたらすためには、戦う必要があるのか、ないのか。

武力で抵抗するのか、しないのか。

平和を取り戻すためには、武力や軍が必要になることは、ほぼ間違いない。

平和のための戦争は許されるか。それとも、許されないのか。

そういうことを考えさせられるのが、この憲法9条なのである。

ヒトは、生まれながらにして、競い合っている。

就活、婚活に始まり、すべての社会的活動の内容は、競い合うことが必ず盛り込められている。

平和な世界を構築するために、どのような行動が必要なのであろう。

平和な世界って、本当にあるのだろうか。できるのだろうか。

憲法9条は、こういったことをよく話し合い、決めるべきことなのである。

不思議な『平和』について、少し、考えてみるのもよいと思う。

すると、改憲すべきなのか否かを判断する一つ材料ができるのではないだろうか。


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